唐花見湿原は、信濃大町の隣にある八坂村の標高945mの山あいに広がる湿原。周辺から流れ込む雪どけ水や雨水で形成されている唐花見湿原の周囲は、カラマツやアカマツ、スギなどの針葉樹やコナラなどの雑木林と畑地で囲まれ、さまざまな原生生物が息づいています。
この湿原の紅葉の一番の特徴は、本州の日本海側でしか見られないミヤマウメモドキを鑑賞できること。真っ赤な実をつけ、落葉後に見頃を迎えるミヤマウメモドキの紅葉をぜひ体験してください。
紅葉の見頃は10月後半から。霜がおりた朝方や初雪の頃も見どころです。この時期、まだ紅葉が美しく、白い雪との鮮やかなコントラストを楽しめます。
遊歩道が整備されているので唐花見湿原は歩きやすく、駅からも車で10分ほど。ちょっとユニークな紅葉を鑑賞に、低層の湿原に出かけてみましょう。