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【日本の道100選】塩の道トレイルの魅力。長野のおすすめハイキングとは?
新潟県から長野県まで続く、全長120kmにもわたる塩の道。塩や海産物を内陸に運ぶのに使われていた道です。
また反対に内陸からは、山の幸(食料に限らず、木材や鉱物も含む)が
運ばれた道でもあります。現在では、大自然の中に史跡や石像が数多く残されている、癒しの観光スポットです。
そこで今回は、塩の道トレイルの中でも歩きやすいおすすめハイキングコースと、道中の見どころを紹介していきます。
根知駅〜平岩駅
根知駅から平岩駅は、塩の道トレイルの中でも特に自然に囲まれたルートです。
全長19.3km、往復にかかる時間は6〜6.5時間ほど。
急勾配の峠道を越えていくため、やや難所とも言われます。その昔は命の危険があるほど
険しい道だったこともあり、神を祀る場所や史跡、石像が多く残されています。
根知駅〜平岩駅でのおすすめスポットは「塩の道資料館」と「大綱宿」。
塩の道資料館では、毎日50kgもの生活物資を運んだとされる運搬用具や当時の生活資料が、
2,100点以上展示されています。
大綱宿は、かつての信越国境の地で、当時は塩の道の要所でもあった場所です。
見るからに古い小さな家で、歴史を感じられるスポットのひとつ。
中土駅〜白馬大池駅
中土駅から白馬大池駅は、傾斜はそれなりにあるものの、舗装された林道が多いコースです。
全長16.1km、往復にかかる時間は4.5〜6時間程度。
自然豊かな風景と史跡に、どこか懐かしさが込み上げてくるかもしれません。
おすすめスポットは「牛方宿」と「百体観音」。
牛方宿とは19世紀初期に建てられた民家。当時の民家としては、非常に質の高い作りだと評価されています。母屋は整備復元されており、現在は史料館として使われています。
百体観音とは、名前の通り百にものぼる観音像です。元は百体あったものの、
長い年月の間に80体余りに数が減ってしまいました。
しかし、これだけ多くのの観音像が集められている場所は村内では他には見られません。
簗場駅〜信濃大町
簗場駅から信濃大町は、舗装された道が多く傾斜が少ないため、比較的歩きやすいルートです。
仁科三湖と呼ばれる木崎湖、中綱湖も見られます。
おすすめスポットは「森城址(仁科神社)」と「ちょうじや(旧塩の道博物館)」。
森城址(仁科神社)は、大町市の仁科の森に平安からある日本最古の神明造を持つ神社です。
神明造の建築物としては、唯一国宝に指定されているほか、
御正体、木造棟札など重要文化財に指定されているものも見られます。
ちょうじやは、かつて塩の道博物館だった建物です。
梁組や客人を招いた広い座敷、塩を売ったとされる帳場が見られます。
また2階には塩の道に関する資料、当時使用された古民具等も展示され、
歴史を学ぶにもぴったりの場所です。
塩の道ハイキングを楽しむポイント
塩の道ハイキングを目一杯楽しむためには、以下の2つに注意が必要です。
1.計画を立てる
2.体力管理
事前準備としてハイキングの計画を詳しく立てることが大切です。
天気を調べる、帽子や長袖長ズボンなどのハイキング道具を用意する、もしもの時の連絡先を調べておくといった計画を練っておくことで、安心して当日を楽しめます。
体力管理も、楽しく歩ききるためには欠かせません。
特に普段山歩きをしていない方にとって、舗装されていない道を
歩くというのは予想よりも体力を使うもの。
休憩や水分補給をこまめにとることや、時間に余裕を持たせることが大切です。
加えて、その日の疲れをしっかりと癒せるような宿泊施設を予約しておくことも重要です。
まとめ
今回は新潟から長野までルートを紹介しましたが、
逆ルート、つまり長野を起点として新潟までを歩くことも可能です。
どちらのルートを歩くにせよ、中間地点となるのが長野県の信濃大町。
120km全てをを歩く人も、いくつかのルートだけを歩く人も、大町で一休みするのがおすすめです。
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