長野でそばを食べるなら、信州ひすいそばで決まり!
そばの名産地、長野。その中でも鮮やかな色味と芳醇な香りでそば通をうならせているのが信州ひすいそば。正式名称は「長野S8号」。長野県野菜花き試験場が10年の歳月をかけて開発したそばの新品種です。
濃い緑色のそばを茹であげると、鮮やかなひすい色になります。信州ひすいそばというステキな名称は、フードジャーナリストであり、おいしい信州ふーど大使(長野県産の農畜産物や食文化の魅力を広める役割を担う)をつとめる玉村豊男さんの提案による命名だとか。
これまでのそばと何がどう違うのでしょう。一番の特徴は、色が鮮やかで香りが高いこと。香りが高いのでそばつゆをつけずに食べられます。
信州ひすいそばは、栽培に関して明確な基準が設けられています。この基準をクリアし、信州ひすいそば振興協議会に加盟している会員だけが、信州ひすいそばの名称を使用できます。そう、信州ひすいそばとは長野が誇るブランドなのです。
古民家レストラン「みすづ」
信州ひすいそばを提供している店は約40店ありますが、おすすめなのが松本市にある古民家レストラン「みすづ」です。信州ひすい蕎麦を蕎麦の実から栽培し、収穫したそばの実から地元の方々と協力して、丁寧にそばに仕上げています 。
地元野菜を使用した天ぷら、漬物なども美味なる味と大評判。そば通なら一度は行ってみたい名店です。
住所:松本市大字三才山1465
TEL:0263-46-1347
営業時間:11:30~17:00 月・火曜休み
公式サイト:https://www.misudu.jp/
冷たいお蕎麦(もり)/ 温かいお蕎麦(かけ) 950円
独特の食感と甘みが絶品!信州サーモン
海のない長野。新鮮な魚料理とは縁がないと思いきや、長野県水産試験場が約10年の月日をかけて開発した、美味なる魚が存在します。それは、信州サーモン。
バイオテクノロジー技術を駆使して、ニジマスとブラウントラウトを掛け合わせることで誕生した信州サーモンは、長野の清冽な水と現代技術が育んだ新しい「海の幸」。2種類のマスのいいとこ取りをしているので、肉のきめが細かく肉厚で、口の中でとろけるような舌触りを楽しめます。
サーモンの旨味がぎゅっと身に凝縮されているのも特徴の一つ。信州サーモンは卵を産まない一代限りの魚なので、産卵に要するエネルギーがそのまま旨みに集約されているからです 。
長野県では、長野を代表する食ブランドとして信州サーモンに力を入れ、普及活動を展開中。信州サーモンを使った料理を提供しているお店は、オレンジ色の旗を掲げてアピールしています。長野に来たらぜひ、適度な脂が醸し出す絶妙の食感と甘さを体験してみてください。
ほりがね物産センター
道の駅 アルプス安曇野 ほりがねの里内にある「ほりがね物産センター」は地元の新鮮な野菜も購入でき、食事もできます。ここの「信州サーモン丼」は信州サーモンの醍醐味を味わえます。
安曇野市堀金烏川2696
TEL 0263-73-7002
営業時間:8:30〜17:00
食堂 11:00〜14:30(無休)
「信州サーモン丼」600円
安曇野「レストランアベ 」
サーモンの上に醤油麹を乗せてグリルした「信州サーモンのグリル醤油麹のせ」は看板料理の一つです。スープやデザートのついたコース料理も注文できます。
住所:安曇野市穂高8148-6
TEL 0263-82-6047
営業時間:11:00~1:00 不定休
「信州サーモンのグリル醤油麹のせ」
(単品)700円
全国カツ丼ファンも集まる名店揃い
ご飯の上にソースをかけたとんかつを乗せたソースカツ丼。日本全国に広まりつつありますが、長野にも独特のソースカツ丼があります。それは、駒ヶ根ソースカツ丼。ご飯の上に千切りキャベツを乗せ、その上にサラサラのソースにくぐらせたカツを乗せています。
昭和の始めから駒ヶ根では、カツ丼といえばこのソースカツ丼を指し、卵でとじたカツ丼を頼みたい場合には、わざわざ「卵とじカツ丼」と注文する必要があります。それほど、地元ではポピュラーな食べ物です。
ヶ根商工会議所では、このソースカツ丼に着目して、「駒ヶ根ソースかつ丼会」を組織し、「食による街おこし」を展開してきました。駒ヶ根ソースかつ丼会加盟店は、オレンジ色ののぼりを掲げています。こののぼりを目印に食べ歩きをしてみてはいかがですか?
駒ヶ根ソースカツ丼発祥とされる「きらく」
昭和3年から作り続けてきたという筋金入りのソースカツ丼の老舗です。初代は、カツライスからヒントを得て独自に工夫したソースにカツを浸し、ソースカツ丼を生み出しました 。
味は脈々と受け継がれ、現在は3代目の店主が昔と変わらないソースかつ丼を提供しています。駒ヶ根にいったらぜひとも食べたい味です。
住所:駒ヶ根市赤穂3145
TEL:0265-83-3555
営業時間:11:00〜15:00 18:00〜21:00 月曜休み
公式サイト:http://www.katudon.jp/
ソースカツ丼(160g)1100円
上ソースカツ丼(260g)1300円
古民家レストラン「足湯茶屋 東右衛門 」
茅葺屋根が目印のこちらのお店は、ソースカツ丼だけでなく信州そば他、地元の味をシックでレトロモダンなインテリアの中で味わえます。
店名にあるように、店の前に足湯も用意されており、美味しい食とインテリアと足湯でゆったりとした時間を過ごせます。
住所:駒ヶ根市赤穂497-779
TEL:0265-81-8011
営業時間:11:30~14:00 無休
公式サイト:https://futarishizuka.com/toemon/
ソースカツ丼(ヒレ) 1,370円
ソースカツ丼(ロース)1,260円
豊かな自然が生み出した長野発クラフトビール
美しく豊かな自然に抱かれた長野からはいくつもの美味しいクラフトビールが生まれています。すでに19のブルワリーがあり、その数は全国5位!
アルプスの雪解け水をくみ上げた地下水は美味しいビールづくりにうってつけです。
2019年10月には世界五大ビール審査会のひとつ「International Beer Cup 2019」が松本市で開催されました。長野はクラフトビールの生産地かつ情報発信地としても進化しつつあります。
多彩なクラフトビールが揃っている長野県。ぜひ自分好みの飲み味を見つけてみよう!
んな長野県が誇るクラフトビールの代表格が、老舗酒蔵「玉村本店」が手がける「志賀高原ビール 」。柑橘系ホップのクリーンな味わいが楽しめる「志賀高原ペールエール」は全国的に高い人気を得ています。
約150年前に建築された酒蔵の一部は、日本画を中心としたアート・ギャラリーとして玉村本店当主佐藤家代々の自慢の日本画コレクションが公開されています。
ビールと同時に、美術鑑賞の時間も楽しんでみてはいかがですか?
玉村本店
住所:下高井郡山ノ内町大字平穏1163
TEL:0120-880-685
営業時間:9:00〜18:00
公式サイト:http://tamamura-honten.co.jp/
醸造所のほかに、温泉施設 やワイン&ビアミュージアムを併設している東御市の「OH! LA! HO BEER(オラホビール)」もおすすめの一つ。
通常の倍以上のホップを使用した強烈なホップアロマとビターな味わいで人気の「キャプテンクロウ エクストラペールエール」は個性派クラフトビールを好きな方には見逃せません。
OH! LA! HO BEER(オラホビール)工場
住所:長野県東御市和3875
TEL:0268-64-0006
営業時間:9:00〜17:00 土曜休み
公式サイト:http://tomi-kosya.com/ohlahobeer/
オラホビールの本社工場には、「とうみワイン&ビアミュージアム」も併設されており、常駐の専属ワインコンシェルジュのガイドを聞きながら、ビールだけでなく、とうみワインの美味しさに触れてみませんか。
とうみワイン&ビアミュージアム
住所:長野県東御市和3875
TEL:0268-75-0885
営業時間:10:00~18:00 水曜休み
新しいところでは、2019年に女性醸造家が立ち上げた「In a daze Brewing(イナデイズ ブルーイング)」もおすすめ。
「伊那日和ペールエール」は、長野に行ったら飲んでみたいクラフトビールの一つ。モルトの上品な甘さとほどよいホップの苦味がうれしいビールです。
In a daze Brewing
(イナデイズ ブルーイング)
住所:長野県伊那市西箕輪8004-1
TEL:0265-95-2076
営業時間:
水・木・金 17:00〜21:00(LO20:00)
土 12:00〜14:00/17:00〜22:00(LO21:00)
日 12:00〜17:00(LO16:00)
公式サイト:https://www.inadazebrewing.com/
長野だから美味しい!
お土産にも嬉しいリンゴのスイーツ
リンゴの産地長野は、リンゴの魅力を存分に引き出したスイーツの宝庫。地元農家が丹念に丁寧に作ったリンゴの持ち味を生かしたスイーツにはことかきません。
リンゴスイーツの中から何を選んだらいいのかわからない。そんな悩める方にオススメしたいのが、二葉堂の「りんご小径」。
信州りんごの蜜煮をバームクーヘンの生地と交互に4層で焼き上げた上で、ホワイトチョコでコーティングしたお菓子です 。チョコの甘さとリンゴの甘酸っぱさが美味しいハーモニーを奏でています。この味と触感は病みつきになるかもしれません。
二葉堂 長野総本店
住所:長野市石渡54-1
TEL:026-241-2810
営業時間:9:00~19:00 無休
公式サイト:https://futabado.com/
ちょっとユニークなリンゴスイーツをお探しの方には、安曇野市の「あづみ野菓子工房 彩香」の「とろけるりんごショコラ」がおすすめ。
安曇野産の完熟りんごを使った特製のジュレを、生チョコレートで1つ1つコーティングしています。
とろりとしたジュレとチョコレートのコンビネーションは甘いものが苦手の方に受けそう。形もパッケージもとても愛らしいスイーツです。
あづみ野菓子工房 彩香
住所:安曇野市穂高柏原4524-4
TEL:0120-049-719
営業時間:10:00〜18:00 月曜休み
公式サイト:https://www.saica.co.jp/
長野グルメを満喫できる
ホテルのレストラン&カフェバー
長野グルメはたくさんあって、とうてい回りきれない! そんな方は、一箇所で長野グルメを堪能できる「ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」に出かけてみてはいかがでしょう。
ホテル内の「ボタニカ」レストラン と、「エデン」 カフェ&バーに行けば、ホテルシェフが欧州と日本料理のテクニックを駆使して創り上げたオリジナリティあふれた長野グルメの新境地を味わえます。信州サーモン、信州そば、クラフトビール、リンゴのデザートなど。厳選した地元の食材を使った上質の味をぜひ召し上がれ。
「ボタニカ」レストラン
北アルプスの緑に囲まれた景色を望みながら、シェフの欧州と日本料理のテクニックと地元の旬の食材が織りなすカジュアルなお料理を、くつろぎの空間で堪能いただけます。
「エデン」カフェ&バー
ホテルロビーに位置するカフェ&バーは、木の質感を生かしたログハウス風の空間で、暖炉を囲んで生ビールやワイン、カクテルなど厳選されたドリンクとシェフ自慢のスイーツメニューをお楽しみいただけます。
https://kuroyon.holidayinnresorts.com/dining/
住所:長野県大町市平2020 ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん 2F
TEL:0261-22-1530